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Channel: スポーツナビ+ タグ:金本選手
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去年とは違うために〜マートンと金本

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G×T @東京ドーム 8/23 NHKBS 工藤アナ、解説:小早川毅彦 8/24 BS日テレ 蛯原アナ、解説:堀内恒夫 8/25 BS日テレ 田辺アナ→村山アナ、解説:江川卓、桑田真澄 1戦目、ゴンザレス投手は金本選手に対してインサイドへの厳しい攻めを見せます。ここで、小早川氏。「金本は、去年あたりまで、こんな攻めをされてなかった。インサイドをこれほどつかれなかったですよね。私も経験あるんですけど、インサイドを攻めてこないだろうという早いカウントからインサイドをぼんぼんこられますと、ちょっとやっぱり自分の中の考え方のリズムが狂ってしまうというのはありますよね。今、そういったところが金本にかなりあると思いますね」 金本選手の打率は2割ギリギリです。 去年までは、相手バッテリーは怖がってインサイドへはなかなか投げられなかったと小早川氏は言います。そのために、去年と同じような配球のヨミと心構えで打席に立っていては、ズレが生じてしまい面食らってしまう。ズレの修正のために、打率がなかなか上向いてこないのかもしれません。 同じく1戦目。ストライク、ボールのジャッジを聞いた後に、マートン選手は打席を外してアンパイアに向かってしきりに話しかけています。ここで、小早川氏。「打席の中で、なかなか考えがまとまらずに、(判定に大して)アンパイアにいろいろ言ってますよね。去年、こういう光景、状況はほとんど見られなかったですよね。(アンパイアにいろいろ)言っているというより、確かめてるんですね。そのためにしばらく打席に入るのに、なかなか集中できていないといいますかね。今でも(打席を)外して、いろいろ話してますよね。特に8月にこれが多いです」 マートン選手の8月の打率は2割をきっています。 小早川氏は、セ・パ両リーグのアンパイアが今シーズンから統合されたためストライクゾーンが外に広くなったことに打者たちが苦しんでいることを話題に挙げました。去年までは、パリーグは狭く、セリーグは広いと言われていたとのこと。マートン選手も、このゾーンのズレに戸惑っているのではないでしょうか。言葉のニュアンスのズレも相まっているかもしれません。 いくら長年にわたって相手がインサイドへの投球を恐れていたといっても、今年も同じように恐れるとは限らない。去年までずっと変わりなくボールだったゾーンがあったとしても、今年も同じようにボールと判定されるとは限らない。いつまでも固定されていたり一定しているものだという思い込みに、落とし穴が隠されているようです。行く川の流れは絶えずして、といったところでしょうか。 そうはいっても、フルイニング出場世界記録&2000本安打の金本選手、最多安打日本プロ野球記録&来日1年目にして打率349を挙げたマートン選手のこと。両選手とも後半戦、終盤戦に向けてアジャストしてくるにちがいありません。巻き返しが楽しみです。 そのアジャストの一環なのでしょうか。マートン選手はこの3連戦で、サングラスをかけていました。サングラス姿は初めてお見受けします。レンズは薄い黄色。チームカラーをしっかり守っているところがニクいではありませんか。なかなかお似合い、打者としての不気味さも増すような。このサングラス、ドーム球場の照明のまぶしさを軽減させて球を見やすくするためのものだそうです。その甲斐あって、この日は2安打。打率も少しアップ。いい兆し、いい兆し。 んんん……はて。節電のために今シーズン、グラウンド照明は減灯されています。ですから、去年よりいくらか東京ドームは暗くなっているはず。なのに、まぶしさを軽減するためにサングラス、とは。球場照明を100%使用した時の通常の明るさというものも、毎年一定ではないのかもしれません。テレビ画面からはもちろん分かりませんが、選手の持つプロの五感では明るさの違いが分かるのでしょうね。

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